【ワードマクロ】表の文字列を中央揃え:使用例3選

ワードマクロで表中の文字列を中央揃えにするアイキャッチ WordVBA

ワードマクロで、表の文字列を中央揃えに設定するVBAコードをご紹介します。

このページのマクロコードは、コピペで使えます。
ぜひお試しください😉

表の文字列を中央揃えにする(すべての表)

以下のWordVBAを実行すると、全ての表内の文字列を「中央揃え」にします。


Sub 表中の文字を中央揃え1()

  Dim i As Long
 
  'ファイル内のすべての表をループ
  For i = 1 To ActiveDocument.Tables.Count
     ActiveDocument.Tables(i).Range. _
     ParagraphFormat.Alignment = wdAlignParagraphCenter
  Next i
    
End Sub

マクロ実行前

表の文字列の配置は「左寄せ」に設定されている状態です。

マクロ実行後

表の文字列の配置を「中央揃え」に変更しました。

VBAコードの解説

[For i = 1 To ActiveDocument.Tables.Count] ~ [Next i] は、
ワードファイル内にあるすべての表に対してループ処理します。

[ActiveDocument.Tables(i).Range.ParagraphFormat.Alignment = wdAlignParagraphCenter] は、表中の文字列を中央揃えに設定します。
 

表の文字列を中央揃えにする(1列目)

以下のWordVBAを実行すると、全ての表の1列目の文字列を「中央揃え」にします。


Sub 表の1列目を中央揃え()
 
  Dim i As Long
  Dim Q As Long
 
  'ファイル内のすべての表をループ
  For i = 1 To ActiveDocument.Tables.Count
 
     For Q = 1 To ActiveDocument.Tables.Item(i).Rows.Count
         With ActiveDocument.Tables(i)
                 
            '1列目の文字列を中央揃えにする
            .Cell(Q, 1).Range.ParagraphFormat.Alignment = _
            wdAlignParagraphCenter
                 
         End With
     Next Q
         
   Next i
     
End Sub

マクロ実行前

表の1列目の文字列の配置は「左寄せ」に設定されています。

マクロ実行後

表の1列目の文字列の配置を「中央揃え」に変更します。

結合されているセル(下図の”確認中”と入力されているセル)も、
「1列目」と判定され、「中央揃え」に設定されます。


 

VBAコードの解説

[For Q = 1 To ActiveDocument.Tables.Item(i).Rows.Count] ~ [Next Q] は、
表の行数分ループします。
(例)対象となる表の行数が3行ある場合は、3回ループします。

[ActiveDocument.Tables(i)] は、
ワードファイル内の上から何個目にある表なのかを示します。
[i]=1の場合、ワードファイル内の1番上にある表を示します。

 

表の文字列を中央揃えにする(1行目)

以下のWordVBAを実行すると、全ての表の1行目の文字列を「中央揃え」にします。


Sub 表の1行目を中央揃え()

  Dim i As Long
  Dim Q As Long

 'ファイル内のすべての表をループ
  For i = 1 To ActiveDocument.Tables.Count

     For Q = 1 To ActiveDocument.Tables.Item(i).Columns.Count
        With ActiveDocument.Tables(i)
                
            '1行目の文字列を中央揃えにする
            .Cell(1, Q).Range.ParagraphFormat.Alignment = _
            wdAlignParagraphCenter
                
        End With
     Next Q
        
 Next i
    
End Sub

マクロ実行前

表の1行目の文字列の配置は「左寄せ」に設定されています。

マクロ実行後

表の1行目の文字列の配置を「中央揃え」に変更しました。


 

VBAコードの解説

[For Q = 1 To ActiveDocument.Tables.Item(i).Columns.Count]~[Next Q]  は、
1つ1つの表の列数をカウントし、列数の総数分ループします。
(例)対象となる表の列数が4列ある場合は、4回ループします。
 

この記事がお役に立ちますと幸いです🍀
 
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