WordVBA 表の罫線を引く・消す、太さ変更、色変更:自動化で時短

WordVBA 表の罫線を引く・消す、太さ変更、色変更-アイキャッチ WordVBA

ワードマクロを利用して、表の罫線を自動化で引く・消す、太さ変更、色変更!時短に効果的な方法を解説します。

このページのマクロコードは、コピペで使えます。
ぜひお試しください😉

表の罫線を引く

以下のWordVBAを実行すると、5行 × 4 列の罫線を引きます。


Sub 罫線を引く()
 
  Dim MyRange As Range
     
  ActiveDocument.Tables.Add Range:= _
  Selection.Range, NumRows:=5, NumColumns:=4
                 
  ActiveDocument.Tables(1).Style = "表 (格子)"
 
End Sub

5行 × 4 列の罫線を入れました。

 

VBAコードの解説

[NumRows:=5] は、罫線を引く行数を「5行」に指定しています。

 

[NumColumns] は、罫線を引く列数を「4列」に指定しています。

 
 

表の罫線を消す

以下のWordVBAを実行すると、すべての罫線を消去します。


Sub 表の罫線を消去()
  
  Dim i As Long
  Dim TblCnt As Long
  
  Application.ScreenUpdating = False
   
  'ファイル内にある表をカウント
  TblCnt = ActiveDocument.Tables.Count
   
  '全ての表をループ
  For i = 1 To TblCnt
    With ActiveDocument.Tables(i)
        .Borders(wdBorderLeft).LineStyle = wdLineStyleNone
        .Borders(wdBorderRight).LineStyle = wdLineStyleNone
        .Borders(wdBorderTop).LineStyle = wdLineStyleNone
        .Borders(wdBorderBottom).LineStyle = wdLineStyleNone
        .Borders(wdBorderHorizontal).LineStyle = wdLineStyleNone
        .Borders(wdBorderVertical).LineStyle = wdLineStyleNone
        .Borders(wdBorderDiagonalDown).LineStyle = wdLineStyleNone
        .Borders(wdBorderDiagonalUp).LineStyle = wdLineStyleNone
    End With
  Next i
  
  Application.ScreenUpdating = True
  
End Sub

マクロ実行前

罫線が引いてある状態です。

 

マクロ実行後

罫線を消しました。(文字列は消去されません。)

 
 

マクロで罫線を消去しても、
ワードの標準の設定で「グリッド線」という点線が表示される場合があります。
印刷プレビューで見ると、罫線が引かれていないことを確認できます。


 
 

表の罫線の太さ変更

以下のWordVBAを実行すると、罫線の太さを 3pt に変更します。


Sub 罫線の太さを変更()
    
    Dim i As Long
    Dim TblCnt As Long
     
    'ファイル内にある表をカウント
    TblCnt = ActiveDocument.Tables.Count
     
    '全ての罫線をループ
    For i = 1 To TblCnt
    
        With ActiveDocument.Tables(i)
        
            .Borders.InsideLineWidth = wdLineWidth300pt
            .Borders.OutsideLineWidth = wdLineWidth300pt
        
        End With
     
    Next i
       
End Sub

 

マクロ実行前

罫線の太さは「0.5pt」に設定されている状態です。

 
 

マクロ実行後

ファイル内にあるすべての罫線の太さを「0.5pt」から「3pt」変更しました。


 

表の罫線の色変更

以下のWordVBAを実行すると、すべての罫線の色を黒から青に変更します。


Sub 罫線の色を変える()
     
    Dim i As Long
    Dim TblCnt As Long
      
    'ファイル内にある表をカウント
    TblCnt = ActiveDocument.Tables.Count
      
    '全ての表をループ
    For i = 1 To TblCnt
     
        With ActiveDocument.Tables(i)
         
           '罫線の色を変更
            .Borders.InsideColor = 12611584
            .Borders.OutsideColor = 12611584
            
        End With
      
    Next i
        
End Sub

マクロ実行前

黒の罫線が引いてある状態です。

罫線の設定は、下図のようになっています。
「自動」は黒色の罫線を示します。


 
 

マクロ実行後

ワードファイル内にある、すべての罫線の色を「青」に変更しました。

罫線の設定は、下図のようになっています。
罫線の種類や太さは変えずに、罫線の色のみを変更しています。

罫線の色は、下図赤枠内の「標準色の青」を指定しています。


 
 
この記事がお役に立ちますと幸いです🍀
 
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