Codexの「Sign-in could not be completed」原因が意外すぎた話

AI

Claude Codeに「Codexにログインできない」と相談したら、証明書ストアの中身まで見て犯人を特定してくれた話をご紹介します。

ある朝、いつも通りCodexを開こうとしたら、突然ログインできなくなっていました。
前日までは普通に使えていて、こちらは何も設定を変えていません。

とりあえず原因が分からなかったので、Claude Codeに「Codexにログインできなくて困ってる」と相談してみました。
すると、ネットワーク確認→証明書チェックと、順番に切り分けを進めてくれて、最終的に思ってもみなかった犯人にたどり着きました。

今回は、その一部始終と、どこをAIに任せて、どこを自分で判断したのかをまとめます。

 

昨日まで普通に使えていたCodexが、突然ログインできなくなった

Codexにサインインしようとすると、こんなエラー画面が出るようになっていました。

Sign-in could not be completed
Token exchange failed: error sending request for url (https://auth.openai.com/oauth/token)

見るからにネットワーク寄りのエラーです。
でも、Wi-Fiも普通に繋がっているし、他のサイトは問題なく開けます。

「昨日まで動いていたのに、今日だけ急に」というパターンは、原因の見当がつきにくくて地味に困ります。
とりあえずClaude Codeに、このエラー画面のスクリーンショットをそのまま渡して聞いてみました。


 

原因の切り分けを、Claude Codeと一緒に一つずつ潰していった

Claude Codeがまず最初にやったのは、憶測で答えを出すことではなく、可能性を一つずつ機械的に潰していくことでした。

– OpenAI側で障害が起きていないか
– このPCからネットワークにちゃんと繋がっているか
– 会社のプロキシ設定が原因になっていないか
– ファイアウォールがCodexだけブロックしていないか

という順番で、実際にコマンドを叩いて一つずつ確認していきます。
私は隣でその結果を見ながら「じゃあ次はこれかな」というやり取りをしていた感じです。

 

ネットワークも、OpenAI側も、ファイアウォールも「シロ」だった

確認していくと、意外なことに分かりやすい原因はどこにもありませんでした。

– OpenAIの公式ステータスページは「fully operational」(障害なし)
– 同じアカウントで使っているChatGPT Plus(ブラウザ版)は普段通りログインでき、会話も問題なく使えていた
– このPCからauth.openai.comへの接続は、PowerShellで試すと問題なく成功する
– 会社のプロキシ設定は特に入っていない
– Codexだけをブロックするファイアウォールのルールも見当たらない

普通の通信は繋がるのに、Codexというアプリからの通信だけがなぜか失敗する。
ここまで分かった時点で、「回線の問題」ではなく「Codexというアプリ特有の何か」が怪しいという方向に絞り込まれていきました。

 

証明書ストアを見た瞬間、「アバスト?」の声がそろった

次にClaude Codeが確認したのが、Windowsに登録されている証明書の中身でした。
HTTPS通信は「証明書」を使って安全性を確認しているので、そこに見慣れないものが混ざっていないかを見る、という発想です。

コマンドを実行して結果が返ってきた瞬間、私は画面を見て思わず「アバスト?」と口にしていました。
ちょうど同じタイミングで、Claude Codeの回答にもこう出てきました。

証明書ストアの中に犯人が見つかりました。
Subject: CN=Avast Web/Mail Shield Root
Issuer: CN=Avast Web/Mail Shield Root
OU: generated by Avast Antivirus for SSL/TLS scanning

自分の勘とAIの分析が、同じタイミングで同じ答えに行き着いたのが地味に面白かったです。

 

犯人はやっぱりアバストのHTTPSスキャンだった

仕組みを説明してもらうと、なるほどという内容でした。

普段入れているアンチウイルスソフト「Avast」には、HTTPS通信の中身までウイルスチェックする機能があります。
そのために、通信をいったん自分の証明書に差し替えて中継しているそうです。

– ブラウザやWindowsの標準機能は、Avastのこの証明書を「登録済みのもの」として信頼するので普通に繋がる
– でもCodexのアプリは、自分専用の証明書リストしか信頼しない作りだったため、Avastが割り込んでくる通信を「知らない相手」と判断して拒否していた

「昨日まで動いていたのに」の正体は、コード側でも回線側でもなく、バックグラウンドで動いていたアンチウイルスソフトの挙動だった、というオチでした。

 

過去に同じ原因でハマった記録が、Obsidianにちゃんと残っていた

ここでもう一つよかったのが、「これ、前にもやった気がする」と私が言ったことでした。

実は以前、別の作業(GA4のデータを取得する処理)でも、同じようにAvastのHTTPSスキャンが原因で通信エラーになったことがあったのです。
そのときの対処法は、Claude Codeとの作業ログとしてObsidian(普段使っているメモアプリ)に残していました。

「Obsidianにも記録があると思うから見てみて」と頼んだら、Claude Codeがそのメモを見つけてきて、当時の正しい設定手順をそのまま教えてくれました。
自分の記憶が完璧でなくても、過去のやり取りが記録として残っていると、こういう場面ですぐ再利用できるのだと実感しました。

 

除外設定を追加したら、その場でログイン成功

対処自体はシンプルでした。
Avastの「HTTPSスキャン」機能そのものを丸ごとオフにするのではなく、Codexが使う通信先だけを例外として登録します。

Avastの設定画面から、

設定 → 一般 → 例外 → 「例外を追加する」→「Webサイト/ドメイン」

と進み、以下のドメインを1つずつ登録しました。

auth.openai.com
chatgpt.com
api.openai.com


 

登録が終わってから、もう一度Codexにログインしてみると——

Successfully logged in

あっさり成功しました。
ブラウザ側の画面にも「Signed in to Codex」と表示され、無事に解決です。


 

AIが判断したところと、自分で手を動かしたところ

今回の件で役割分担がわりとはっきりしていたのが良かったです。

Claude Codeが担当したところ

– 可能性を一つずつ機械的に切り分ける
– ネットワークの疎通確認や証明書の中身のチェック
– 過去のObsidianの記録から、該当する対処法を探し出す

私が担当したところ

– Avastの設定画面を実際に開いて、指示通りにクリックする
– 「これ前にもやった気がする」という記憶を持ち出す
– セキュリティソフトの設定変更そのものは、AIには任せず自分の手で行う

Claude Code自身も、セキュリティ設定の変更は「ご自身で操作してください」というスタンスで、実際の変更作業は最後まで代行してきませんでした。
原因の特定と説明はAI、実際に手を動かして設定を変えるのは人、という分担が自然にできていたのが印象的でした。

 

「昨日まで動いていたのに」に出会ったら、まずここを疑う

今回の話は「Codexが直った」で終わる話ではなく、今後別のアプリで同じ症状が出たときにも使える教訓だと思っています。

– ブラウザや普通の通信は繋がるのに、特定のアプリだけ通信エラーになる
– 前日まで何も変えていないのに、突然エラーが出るようになった

この2つに当てはまるときは、コード側の不具合を疑う前に、まずアンチウイルスソフトの「HTTPS通信のスキャン機能」を疑ってみるのがおすすめです。
特にAvastを使っている場合は、証明書ストアに「Avast Web/Mail Shield Root」が入っていないか確認するのが早道です。

自分一人で証明書ストアの中身までチェックするのは正直ハードルが高いですが、Claude Codeのような相談相手がいると、こういう地味な切り分け作業を一緒に進めてもらえます。
「原因不明のエラーで詰まった」ときこそ、一度AIに状況をそのまま投げてみる価値があると感じました。

 

以上、Claude Codeに「Codexにログインできない」と相談したら、証明書ストアの中身まで見て犯人を特定してくれた話でした!

「昨日まで動いていたのに、今日だけ動かない」に出会ったら、まずはアンチウイルスソフトのHTTPSスキャンを疑ってみてください。
 

・この調子で、AIに相談してみた話がまだまだあります↓

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